野球で使われるマジックとは

野球においてマジックという言葉が使われることがありますが、野球ファンでもその言葉を説明することができない人もいます。マジックとは、他のチームによる試合の結果がどんなものになったのかということに関わらずに、自分が所属しているチームがあとどれくらい勝てば優勝することができるのかと言うことができる勝ち数のことです。アメリカにおいては、自力で優勝するための条件を満たしていないときでも使いますが、日本の場合は、当てはまるチーム以外の全てのチームに自力で優勝することができる可能性が消滅したという状況になったときにだけ、点灯するという仕組みになっています。

野球ボール

場合によっては消えてしまうこともあるので注意が必要です。一度点灯したチーム以外のところが自力で優勝することができる可能性が復活したときには、点灯していた状況であっても消滅してしまいます。ペナントレースの終わりに近づいた頃には頻繁に起こる現象となっているため、この仕組みを覚えておくことでより野球を楽しく観戦することが可能です。

この言葉の語源は、ビンゴにおけるリーチとなった状況の際に、ビンゴが完成するために必要となってくる番号のことをマジックナンバーと呼んだことからきていると言われています。望んでいる数字が出てきてほしいと呪文のように願っている数字という意味が転用されることによって、そのチームが優勝するために必要となってくる最小の勝利する数という意味で使用されるようになりました。