プロ野球選手に多い怪我

キャッチャー

プロ野球選手に多い怪我には様々なものがあります。野球肘はその典型例の一つです。野球のピッチャーがしばしば発症する怪我ですが、ピッチャーは試合中だけでなく常に投げ込み練習を行っています。その投球動作で肘に知らず知らず負担がかかってしまい、肘の内側や外側に痛みを感じたり、炎症が起こったりする症状が起きます。症状が悪化すると軟骨炎や疲労骨折につながることもあります。

また、ピッチャーによくあるのは野球肘だけでなく、野球肩もです。これは投球フォームが悪いピッチャーに起こる肩関節の障害です。過度に肩に負担がかかって、肩関節周囲の筋肉やじん帯に痛みなどの症状が出ます。

それからピッチャーに限らず、野球選手全般に多いのが腰痛です。球を投げたり、バットで打つときには必ず腰を使っています。そのため、腰周りの筋肉や関節に負担がかかって損傷しやすくなるのです。

最後に、腱板損傷もあります。腱板というのは棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つから構成されていて、肩関節を安定させる役割を担っています。この部位を損傷すると肩関節が動かしにくくなります。こうした怪我はプロ野球選手としてのパフォーマンスを大きく低下させる可能性があるものばかりです。

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